医療事務 勉強方法&実務体験談

実務に活きるカラーの世界

お施主様からの「きれいな色ね」という言葉

「きれいな色ね」が一番嬉しい

それにしても、本当に資格を取ってよかった! と思えるのは、自分が選んだ色をお客様が心からほめて下さったときです。打ち合わせで色々と迷いながら、「和室にキモチが明るくなる色を使いたい」というお客様に、朱色のアクセント壁紙を提案したときのことです。

それは、かなり冒険のカラーでした。朱肉のような鮮やかな赤。オレンジ色がかった、びっくりするような赤です。どちらかというと店舗などにふさわしい色のように思えました。お客様は、最初「もう少し落ち着いた色でもいいかしら、どうかしら」と悩んでいました。その時、A4版のサンプルを手にして、「これが絶対素敵!」と思えたのです。

色彩計画では、天井を木張りにすることになっていました。和室なので床はタタミですが、天井は最近流行の、エスニック調の濃い色の木です。南洋の樹種で、こげ茶色に近い色でした。当の朱色を使うのは、縁側の壁一面です。そこは、床材も天井にあわせた、暗めの木を使う予定になっていました。

完成した時に見えたのは・・・

「絶対、これくらいの色でも大丈夫です! 木のシックな色に負けないためには、これでちょうどいいはずです!」 私は、「もし失敗したら責任を取ろう・・・」というくらい、自信を持ってお勧めしました。

工事が終わり、無事引渡しの日になりました。和室に入ったお客様は、壁を見て「本当にきれいな色ね・・・」と感無量。濃い色合いの中で、朱色がその床と天井に溶け込むような、夕日のような雰囲気に見えたのです。

「本当にきれいね・・・」お客様はもう一度仰いました。そして、そのお部屋を、お客様を迎えるサブリビングにする計画を話してくださったのです。来客の多いお客様の家で、来た人にどこかこだわりを感じさせる部分が欲しかった、と。そのために選んだアクセントカラー、明るい朱色は、その後、お客様のお友達からも「きれい!」の言葉を頂けたそうです。